自作: Bushcraft Usu Mug
「ウスマグ」 海外のブッシュクラフターさんが使っている道具の一つに白樺の瘤から作るフィンランドのククサ(KUKSA)が登場します。バリエーションも豊富で各々自分で作ったりと見ていて飽きません。ボクも和式ブッシュクラフトの一貫で日本的なそういうモノが何か作れないかと考えたのが今回紹介する『ウスマグ(Usu Mug)』です。取っ手がないところを除けばククサと似てますが基本、日本の『臼(Usu)』の工法に沿って作っています。ククサよりも簡単に作れて材を選べば割れにもかなり強いです。底面も軽量化のため少し彫り込んでます。作り方ですが、まずは写真のような広葉樹の輪切りを用意。今回、材は衝撃に強いモミジ(楓)を選びました。ケヤキ程ではないですが硬いです^^;年輪に沿って中央をスプーンナイフで少しづつ彫っていきます。手彫りでも慣れればこのくらいは1~2日で可能ですが慣れた時が一番怪我をしやすいので作業の際は革手袋は必須。上手く彫れれば写真のような美しい木目になります。ペーパーがけでスベスベにしてから蜜蝋オイルで仕上げます。ポイントは無理に自分好みな形に作らない。木の形に合わせるのが一番割れないような気がします^^あと以前、同じ方法でデミタスカップを製作したときの作り方図があったので載せときます。