![](https://cdn.myportfolio.com/d085c180-8430-41ce-8ad3-4a894f46777e/6b96631b-1b6d-4cec-a12d-92815eb4f44d_rw_1200.jpg?h=3536ddae74a99d849d96358f31d05a36)
![](https://cdn.myportfolio.com/d085c180-8430-41ce-8ad3-4a894f46777e/bd82a8f2-17aa-4093-ab65-cecd36fa0d94_rw_1200.jpg?h=0c84ba2b8b2267021bf507d757beac45)
![](https://cdn.myportfolio.com/d085c180-8430-41ce-8ad3-4a894f46777e/6c104b4e-dcc9-49c2-a25b-b8f2bfaea339_rw_1200.jpg?h=004a8a6b4a7d491dafb00a00e1b06dc9)
![](https://cdn.myportfolio.com/d085c180-8430-41ce-8ad3-4a894f46777e/b7b647c8-5291-4c63-94da-5fe3b75dfb82_rw_1200.jpg?h=d2ca5fe0a6f5327a6c66a743ea4e1eee)
![](https://cdn.myportfolio.com/d085c180-8430-41ce-8ad3-4a894f46777e/81523502-c8c1-4c3c-b4e7-d5333d6cf65b_rw_1200.jpg?h=e22a09b3a3ff6cdde860b95ced72ce34)
![](https://cdn.myportfolio.com/d085c180-8430-41ce-8ad3-4a894f46777e/4a7d2801-a7e4-4e90-ba40-1f10aae0d406_rw_1200.jpg?h=d13149fac6dc9fe778bbce6f4403e80c)
![](https://cdn.myportfolio.com/d085c180-8430-41ce-8ad3-4a894f46777e/0d620115-a96b-4b1d-9e11-7a0e00b459ed_rw_1200.jpg?h=867669e198bda1f07b4ca4bb815c355b)
![](https://cdn.myportfolio.com/d085c180-8430-41ce-8ad3-4a894f46777e/4be20f17-8dbf-450c-aec3-dbaf5c8fe121_rw_1200.jpg?h=2eb1979d5180c03721391327e8dfa018)
「Figured Wood Kuksa」 北海道産樺の瘤をいただいたのでククサを製作しました。この瘤、少々大きすぎるので半分にカット。瘤をカットしてみて吃驚。「葡萄杢」と言われる葡萄の房が連なっているように見える珍しい瘤でした。トラウト用リールの木製ハンドルのノブや工芸品などによく使われる高級材です。乾燥している場合、とても堅いのでボクは最初にバケツに一週間程水に漬けて彫りやすいように木を柔らかくします。中に虫が居そうな場合はこの時に塩水で煮てしまったほうが良いかもしれません。スプーンナイフで中央から少しづつ彫っていきます。彫る際も乾燥していくので水をかけながら彫っていきます。ナイフを扱う際は必ず革手袋を。予想以上に虫喰いの穴の範囲が広いのと外側まで貫通するほどに深かったので通常のククサの形は諦め、杯のようなククサ型に予定を変更。最終的に底から4cmのところで虫喰いの穴は全てなくりました^^;そのおかげで底部分に集中していた葡萄杢が出現。大体のデザインを決め形を仕上げていきます。ここまで彫り込んだら材が割れないように水は止めて今度はオイルを染み込ませて彫っていきます。普段の仕上げはナイフのみでペーパーはかけないのですが今回、模様を綺麗に出す為にツヤツヤに磨いております。最後にじゅうねん油でフィニッシュ。深さが余りないのでコップよりも皿やボールに丁度いい感じ。『Bush n' Blade』の大泉氏に作って頂いたククサ紐が丁度アクセントになってシンプルな形のククサを引き立ててくれております^^このククサは取っ手が殆どない分、この紐が機能的にもとても重要な役割を果たしております。鹿の骨飾りの仕組みも素晴らしい。容量は200ccちょいと言う感じでしょうか。ここまでの瘤になるのには大変な年月と自然の運があったはず。ボクもこの立派なククサに負けないよう日々頑張ろうと思いました。