注:一般的なタープはナイロンでできているため燃えやすく、タープの下や近くで焚き火をするのは危険です。風がないから大丈夫と思っても野外では急な天候の悪化や強風に見舞われることがあります。「ペンギンフライ」をするときはコットンなどの難燃性の焚き火タープを使用して下さい。ちなみに焚き火をする時は落ち葉、枯れ草にも注意だよ。
写真タープ:たき火タープ3×3 Bush Craft Inc.使用
焚き火ができるシェルター ボクの好きなシェルターの張り方で「アディロンダック」と「ダイヤモンドフライ」という張り方がある。どちらもブッシュクラフトを代表する名シェルターであり、タープの張り方のお手本として昔から親しまれてきた。ただ、それぞれ一長一短があり、アディロンダックは庇ができることで、その下で焚き火ができるが、居住スペースが若干狭くなる。ダイヤモンドフライは居住性はあるが、庇がないので雨天の際に焚き火をするには少々心もとない。というわけで両方の良いところを取り入れ、考案したのが「ペンギンフライ」だ。中で人が立てる高さと荷物をおける奥行きも充分ある。綺麗に張れた時の立ち姿がコウテイペンギンのように見えるので「ペンギンフライ」と命名した。 追記:「ペンギンフライ」の張り方はボクの本「森の生活図集」で紹介しています。